上畠 宗泰 (小太刀)
Posted 5月 25th, 2013 by admin銘文 (表)上畠宗泰作
昭和52年生まれ。広島県出身。立教大学大学院卒業後、平成15年4月千葉県の松田次泰師に入門。20年8月、文化庁より作刀承認を受ける。松田刀匠邸の敷地内にある、「次泰鍛刀場」にて作刀を開始。第四回「全日本刀匠会関東支部展」に短刀を出品。21年の新作名刀展に初出品。24年に独立。刀匠名を宗泰とする。埼玉県杉戸町に鍛刀場を設ける。25年、新作名刀展に出品、初の努力賞を受賞。本作品は最新作の小太刀です。刃文は、細かく足の入った小丁子乱れで、刃縁がよく小沸ついています。地鉄はよく詰んだ小板目肌で、地沸厚く付き、地景も現われます。姿は腰反りの美しい太刀姿で、二尺を切る小太刀ですが優雅な姿をしています。銘は、新しい刀匠銘の「上畠宗泰」を堂々と切っており、渾身の一振と言える作品です。
- 上畠 宗泰(かみはた むねやす)-
本名/上畠 誠 昭和52年生 埼玉県杉戸町住
師/松田 次泰
新作名刀展 努力賞受賞